‥‥「SEALDs」(自由と民主主義のための学生緊急行動)のメンバーらが12月14日、東京・参議院議員会館で記者会見を開き、政治課題の分析や政策提言をおこなうシンクタンク、一般社団法人「ReDEMOS(リデモス)」を設立したことを発表した。

さすがに、かのタニダイをもはるかに下回る偏差値28というすばらしい頭脳での思いつきであるだけに、団体名からして意味不明です。「ReDEMOS」ってどういう意味ですか?

たぶん “demos” は、英語の “democracy” の語源となるギリシャ語 “demos”(民衆)なのだろう、というくらいは察しがつきますが、 “re-” は何なのでしょうか。英語の接頭辞 “re-” の意味から考えると「ReDEMOS」は「民衆後退」それとも「再度民衆」? まともに類推できません。

ということで、ReDEMOSのサイトで説明を探してみたら、こう書いてありました:

最後に、ReDEMOSとは、民衆(DEMOS)への応答(Re:)の意味です。

ReDEMOS

──はぁ?

あたま大丈夫ですか?

何で “re” が「応答」という意味になるんですかね。なに語ですか、それ。

百歩譲って、メールの件名などで使われる “re:” が「返信」の意味だと勘違いしている人が多いのかもしれないのだとしても、自分たちの団体の名称に使う言葉の意味をちゃんと確認しておこうという頭は彼らにはないのでしょうか。まあ、偏差値28では辞書の使い方も知らないでしょうけどね。

英和辞典で引けば一発で分かります。英語 “re” はラテン語由来で「…に関して」「…について」という意味の前置詞です。つまり “about” と同じなのですが、ビジネス文書の見出しなどに用いる表現ですね。

かくして、このたびもまた馬鹿な奴ほど変に英語を使いたがる実例になってくれた感じのSEALDsなのでした。楽しいネタをありがとう、SEALDs。