Twitterほかネットの様子をながめていますと、東京五輪を中止しろと喚いていた人たちが開会式の中継を見ながらいちいちケチをつけていたようで、思わずニヤけてしまいますよ。

だって、彼らは東京五輪の開催に反対していたわけですよね。反対していたのに、なぜわざわざ見ているのでしょうか(笑)

現在の状況で東京五輪を開催することには反対だが選手たちのことは応援している──という言い訳を百歩譲ってまるまる認めるとしても、試合中継を観戦するのは分かりますが、なぜわざわざ開会式を見て、演出が駄目だとか安っぽいだとか文句を垂れているのでしょうか(笑)

私は2008年の北京五輪の開催には反対でしたから、北京大会の中継を全く見ませんでした。試合の様子はニュースで断片的に見ることはあっても、生中継や録画中継は見ていませんし、開会式と閉会式はそれこそ一秒たりとも見ていません。そんな私からすると、東京五輪に反対していたくせに、一昨日の開会式を見ながらいちいちあれやこれやとネットでけなしている人たちなんてのは、全く理解に苦しみます。

そして、競技が始まってからもなかなかおもしろいことになっています。東京五輪の開催を支持していた人たちは家にこもってテレビ観戦している一方、中止だ中止だと言っていた人たちがこのクソ暑いのに外へ出て国立競技場周辺に大勢で集まり密になって抗議デモをしているとか(笑)

えっと、先日私が書いたことを再掲しておきますね。

それでは選手たちのことを第一に考えずに五輪を政治利用しているだけではないか、と言う人がいるかもしれない。ならば問う。五輪の無観客開催に反対している人たちは、政治利用しているのではないのか、と。繰り返すが、新型コロナ云々は彼らが五輪開催に反対する真の理由ではない。