秀岳館高校の教員どもは恥を知るべきである 2022年春
秀岳館高校(熊本)のサッカー部での不祥事が、ネットのみならず報道にも取り上げられたようで騒ぎになっている。といっても、部員や生徒に特に強く非難されるべき瑕疵があるわけではない。コーチや学校側の姿勢に甚大な問題がある。宿痾といってもいいかもしれない。
現在までの経緯は以下の記事にある通りだ:
- 「“大炎上”秀岳館サッカー部男性コーチの暴行問題の新展開に波紋…生徒の謝罪動画拡散の違和感」 << 「Yahoo!ニュース」(THE PAGE)
ただし、サッカー部員たちの〈謝罪動画〉は本23日の昼ごろに削除されている。私は、削除される前にそれを見ることができたが、見ているうちに頭に血が上ってカッとなった。
このふざけた学校は、6年前から全く体質が変わっていないではないか。
学校名を聞いてピンときた人も多いだろうが、この高校は6年前にもネットで炎上したことがあって、その件については当時私も怒りに任せて書いている:
- 「秀岳館高校の教員どもは恥を知るべきである」(2016年8月18日)
6年前も今回も全く同じだ。部活顧問や校長などの大人がろくに表に姿を見せず、〈生徒たち自らの判断と行動〉という形にして収拾を図ろうとする学校側のやり方は、とても汚い。例の〈謝罪動画〉を撮影したカメラの後ろで、どんな奴がどんな表情でいたのかと想像すると、ひたすら嫌悪感が増幅するばかりである。
あまつさえ、今回は6年前と違って、学校関係者による犯罪(サッカー部コーチによる部員に対する度を超えた暴行)の可能性が濃厚であり、警察も送検を視野に入れて捜査を始めている。このような事案において、生徒たちに〈騒ぎにしてしまってごめんなさい〉ショーをやらせるとは、この学校の教員どもの腐れっぷりに反吐が出る。百歩譲って仮に件の〈謝罪動画〉が本当に部員たちが自主的にやったものなのであれば、学校側は〈暴行を受けた部員たちは被害者であり謝る必要はない。加害者であるコーチのほうに非がある。詳細な事情を調べるとともに、警察の捜査にも協力してゆく〉とフォローするのが当然の筋であるが、学校側の人間が誰も表に出てきてコメントしないとはどういうことか。少しは恥を知れ。
やはりこの学校はいっぺんつぶれたほうがよいのではないか。