証拠なしで逮捕までされる恐怖
そういえば先日の話の続きがありまして──
不同意わいせつ未遂とやらの容疑で逮捕されるものなのですね。記事によれば、逮捕容疑は「女性にわいせつな行為をしようとした」(行為をしたわけではない)具体的には「性的な部分も触ろうとした」(触ったわけではない)ということです。有り体にいえば、女性が「あんた、わたしの胸とか尻とか触ろうとしたでしょ!」と言っているだけの話で、証拠もなにもないのに逮捕です。
女性の介抱を装って体の変な所まで触るけしからん男も実際にいるでしょうが、本当に介抱しただけの場合もあるでしょう。本件の場合、容疑をかけられた人がニュースを見てわざわざ事情を説明しに警察へ出頭していて、私の個人的な感想としては後者と思えてなりません。
もちろん、警察としては通報を受けたら動かなければならないのは分かりますが、本件は通常の痴漢の疑いのように逮捕まですべきものだったのでしょうか。だって、実際には変な所を触っていないので、衣類に指紋が残っていたりという証拠もないのです。付近の防犯カメラに怪しい動きが写っていたというような事情であればまだ分かりますが、そんな話は出てきていません。とにかく女性が、体の変な所を触られそうになったと言っているだけ(触られたわけではない)なのです。証拠隠滅の恐れもへったくれもないのですから、逮捕状など請求しないで、身元を確認してから任意の事情聴取で十分だったのでは。こんなことで逮捕歴が付いてしまうなんて──。
とにかく、この件で教訓を得ました。具合の悪そうな女性を男性が介抱しようとすると、不同意わいせつで警察に通報され逮捕されるリスクが決して低くないということです。これからは具合の悪そうな女性を見かけても関わりを持たないようにします。